普段、アマプラで昔の洋画を観るんですが、今まで観た中でピカ一の面白さは、
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」です。
1983年の映画だけど、カラーで鮮明な映像です。
https://www.youtube.com/watch?v=tG2paZZZu2E
「舞台は1920年代初頭のニューヨーク。
貧困街のユダヤ系移民の少年は、同年代の友人と、禁酒法を利用した荒稼ぎを始める。
そしてギャングに成長した彼は裏社会でとある人物を裏切り、町を追われる。
それから30年後。彼は不審な手紙を受け取る」
というあらすじです。
重要なネタバレは防御して、
面白さを伝えます(笑)
まず、主演が名優「ロバート・デニーロ」
彼が自分で、青年期と老年期を演じ分けています。
少年期ー青年期ー老年期と、
男の人生が走馬灯の様に回想して巡って行く物語です。
時代は、禁酒法で酒の売買も禁止されていた裏で、
ギャングが密造酒の販売で大儲けしていた1920年代・・・
青年のギャングが、何者かに追われて逃げて駅に着き、ある場所から、
なぜか老年期の場面に変わります。
そして1960年代、老いた主人公が35年ぶりに旧友の家(酒場)を訪ねます。
かつて覗いていた小窓を見ると、自分の少年期に戻る・・・
その回想の仕方、幻想的な美しい音楽、映像、セリフを抑えた静かで知的な演技・・・
「ドラマチック」の一語です☆
特に初恋の少女、当時13歳のジェニファー・コネリーが踊るシーンの神々しい美しさ・・・
観た人は、男女関係なく魅了されます。
その時も、そして少女との再会の時もかかる曲が「アマポーラ」
とても映像にマッチして美しい旋律です♪
https://www.youtube.com/watch?v=tG2paZZZu2E
ここで聞けます🎶
1920年代に流行った流行歌らしいけど、色褪せない。
貧しく荒んだ少年期の友情・淡い初恋、そしてギャングとして活躍する青年期、
なぜか落ちぶれている老年期と移り変わりますが、謎が色々あり、
不思議なシーンが沢山出てきます。
ギャングだから、リアルな暴力シーンも出てきます。
ロマンチックな映像に魅せられていたら、突如リアルな暴力描写に襲われます。
大切な仲間が殺されたり、裏切りがあったり。
そんな主人公ですが、初恋の時の少女を一生愛し続ける・・・例え手に入らなくても・・・
俺は心底羨ましい。 そこまでの一目惚れをしたことが無い。
見惚れる程の女らしい仕草をした人は、見た事が無いです。
そして、後半は「え!!」て驚く顛末が待っています。
そんな裏があったとは・・・と。
でも、大筋の謎はわかるけど、ラストがどういう意味なのか??
見終わった後、ずっと余韻が残り、
考え込みました(笑)
この映画は、何回も見返すと発見が色々あると評判の高い作品です。
3時間以上と、長いけど観ていたら全然長くない。
全く退屈させない名作でした。
この映画全編に使われてる音楽は、
エンニオ・モリコーネという「ニューシネマパラダイス」の音楽監督。
試しにググると、その曲聞いたことある!て思う人も多いはず。
映画も「ニューシネマパラダイス」と「ゴッドファーザー」を足した様な雰囲気です。
元々、映画マニアでも無かったのに、最近昔の映画観るようになって、
ついにこんなウンチクを書くとは・・・(笑)
カフェ会で、昔の映画・洋画について語り合える人いたら、
ぜひ参加下さい♪